以前から旧車に20W-50のマルチを使えないのか?といろんな人に尋ねてみてもはっきりした
答えは出ませんでした。
ここからは私の個人的な考えなので参考程度にしてください。
マルチのオイルにすることで一番問題になるのは粘度です、粘度が低いと油圧タッペットは油圧が抜けて制御できなくなります。
そして古いペーパーガスケットやコルクガスケットなどは滲みやすくなります。
この2点を改良すればマルチが使えるということに結論付けしました。
そこでS&Sのオイルポンプに交換、これは吐出量が30%増しになるので
真夏でも油圧の低下は見られません。
そういえば小田原番長も吐出量1.524倍になるオイルポンプギア
発売してましたね、これでもいいかも!でもナックルからアーリーまで対応みたいですね。
油圧タペットはJIMS、これはEVOと同じようなユニットでハイカム仕様でも
油圧が抜けることはありません。
ソリッドタペットなら交換の必要はないでしょう。
そのほかガスケット類はゴムでアルミをサンドしてあるものを使いました。
唯一プッシュロッドカバーのシールがコルクなのでちょっと滲みますが
たまにウエスでふき取ればいいかな、って感じです。
オイルはTorcoの鉱物油ベースの20W-50を使用しています。
ここの所寒くなってきましたがキックは軽くてエンジン始動も楽です。
もうシングルは使えませんね。