2018年3月20日火曜日

ハイオク?レギュラー?ガソリンの話


ここ最近気がついたガソリンのことについて書きたいと思います。

皆さんは何も考えずハイオクを入れていると思いますが、私ははたしてそれは意味があるのか?と疑問に思っています。

古いハーレーは有鉛ガソリン仕様だったためオクタン価云々よりもバルブシート保護のための有鉛ハイオクだったのかと思われます。

実際今のハイオクは圧縮比11以上で効果があると言われています。

僕はFCRのセッティング時はレギュラーガソリンで走りますがノッキングなど出たことはありません。
よくノッキングが出るという人は低回転でアクセルワイドオープンしてるんじゃ?と考えられます。
ノッキング起こすなら起こさないようなアクセルワークすれば良いと思うのですが。。。

洗浄剤が入ってるからカーボン付き辛いと入れてるって人もいると思いますが、洗浄剤は電子燃料噴射のインジェクターノズルの詰まりを抑制をメイン?にしてるんじゃないかな?と僕は思ってます。

よくスタンドなんかでもハイオクを使っていた車のバルブの写真があってとても綺麗ですが、今のリーンバーンエンジン(希薄燃焼車)では昔の車のようなカーボンは発生しません。

実際ハイオクのみ入れていたエボリューションエンジンを何機か開けましたがカーボンが酷いものが多かったです。カーボン付着においては乗り方にもあると思われますから一概には語れませんが参考までに。

そして一番気になったのは劣化の早さです。

ガソリンが腐って走らないというまではいかないのですが、キックスタート時の始動性の悪さが気になります。

以前入荷のショベルヘッドで症状を診るためにエンジンをかけようも全くかからず。圧縮、火、タイミング、全て大丈夫なのに初爆もなし。

試しに点滴で新しいガソリンを入れて見たら1発でかかりました。

さぞや古い燃料だったのだろうとオーナーさんに聞いてみたら、そのガソリンは1ヶ月前に入れたものだったのです。

そんなこともあってハイオクガソリンは劣化が早い=キックスタートには向かない。
僕はそう思ってます。

月に2度くらいしか乗らず、エンジンなかなかかからないけど、走りにいって途中給油して帰って来るうちに始動性は良くなっているなんてことありませんか?

そんな人は帰って来てガソリンぜんぶ抜いて、それは自家用車などに入れて走りに行く直前に新し物を買ってきて入れてみてはどうです?

それと憶測であまり試せてないのですが、レギュラーガソリンをつねに使うというのもいいかもしれません。レギュラーの方がキックでかかりが良いんじゃないかとぼくは思っています。

とりあえず共感してしばらくレギュラー入れてみたって方がいたら結果を教えてください。お待ちしています。

(注意)この記事はあくまでも僕個人の推測で書いてありますので、レギュラー使用の際は自己責任でお願いします。
てめぇのブログ観てレギュラー入れたら壊れた!なんて言われても責任もてませんよ。



2017年3月16日木曜日

2017年仕様 組立編


エンジン載るよ。4か月振り!


このミッチェルのホイールはMOMに譲ってもらいました。

純正のショベルキャストは7.5kgですがこちらは4kgと半分近くの重量です。




ピニオンシャフトからクランクピンにオイルが流れるのを確認して




一気に組み上げます。



今回燃料タンクは福井県の若輪童の奥ちゃんの元へ送り



ゼッケンとCRAZY DUCKSのイラストを描いてもらいました。

筆感を残して欲しいという僕の注文にみごと応えてくれました!
奥ちゃんありがと!



とりあえず5時間ほどアイドリングで回しっぱなしにしたあと
軽くガソリンスタンドまで走ったのですが、嫌な振動もなく
実にトルクフルです。
思わずニヤついてしまいました。早く慣らし終えて全開にしてみたいですね。

MOMでピストンリングの取付け前加工してくれたんどけどこれが良いのです。圧縮云々じゃなくてキックの蹴り初めが分かりやすいというか、とにかくエンジンかけやすい!僕もこのやり方を真似しようと思います。




今回加工、組み立ての注意点など細かく指導してくれたMOMの新居さん
素人同然の僕に技術を伝授してくれたNOSE MACHINEのまっつぁん

僕が身に付けた技術を無駄にしないように特殊工具(一気にそろえると100万円?くらいになるかも)を揃え始めてくれているクロテツカスタムサイクルの髭社長

皆様ホントにありがとうございます!結果残せるようにがんばります!





2017年3月15日水曜日

2017年仕様 神が降りた日編



二週間後再び新潟へ。




そういえばバランシングの動画貼ってませんでしたね。

初めてにしてはまぁまぁかなと思います。



今回は結構新潟グルメ満喫しました。



栄華楼のラーメン美味しかった。こちらは前回新潟来た時。



寿司も美味かった!これも前回来た時ね。





ここのつけ麺もサイコー!これは今回初日。この時はまだ芯出てません。





気分転換で計測の練習したりしましたが、初日は芯出なかった。

もうホテルとか泊まってる余裕もないのでノーズマシンに泊らせていただきました。

そして迎えた二日目!何かが降りてきた!


いきなり芯でた!スプロケ側は1/100を切れませんでしたが、ピニオン側は1/1000の
ダイヤルゲージでほぼ0、1/1000のピックゲージで1/100を切ってます。

アメリカ人なら1/1000のゲージは使わないでしょう。
1/100のダイヤルゲージならこんなに振れないのでもっと気楽に早く芯出し終了
していたと思いますが、僕は日本人なんでμのゲージを使います。




芯が出たら速攻ケースに収めます。


ちょっとケースに干渉してたのでゴリゴリ削ったりして時間食いましたが
無事終了。



気分よく作業完了したので高い肉を食べました。

まっつぁんも鼻の穴を大きくして喜んでくれました!

ノーズマシンでの勉強会はこれで終わりではなくあと数日間

通う予定です。

長井師匠これからもよろしくお願いいたします!


そして地元グンマーでの組み立て編に続く。

2017年3月14日火曜日

2017年仕様 新潟挫折編


2月頭、芯出し/組立の勉強のため新潟は

NOSE MACHINEに来ました。

店主のまっつぁんには以前から大変お世話になっています。



寒さに弱いまっつぁん。


以前のエンジンもまっつぁんが組んでくれたもので、振動の少ないトルクフルな

エンジンでした。

とりあえずフライホイールバランスは何パーセントがいいのか聞いてなかったので

新居さんに電話

僕「何パーセントでいきます?」

MOM「ん~~~~あんま考えてない」



僕「またまたー冗談をw」

mom「ちょっと待ってください調べますわ」

電話のむこうでコロコロ何かを転がしてる音がする・・・


mom「鉛筆削ってそこに数字書いて転がしたら63でました、のでそれで」

(・。・;まじすか?

mom「いやちょっと待ってくださいよ、63だと無残・・・64はムシ・・・なんか語呂悪いから62辺りでいいんちゃいます?」

僕「そんな適当なの?」

mom「いつもはあみだクジとかで決めてますよ」


どうやら真剣に鉛筆を転がしていたらしい・・・

色んな裏付けがあってバランスファクター決めてるのかと思ったw

momにしてみれば細かい事はどうでもいいらしい・・・





気を取り直し長井師匠の指導の下ダミーウェイトの重さを計算。









バランシングは思ったより早く完了したのでここで
パンヘッドに乗っている小林さんと三人で昼飯へ。

日曜日は子守りのコヤマンも来てくれて、新潟名物タレカツを頂く!


これホント美味しい!コヤマンの息子のアズは顔出しNGらしいwww
小林さんにご馳走なっちゃった!ありがとうございます!





その後フライホールを組み立てて





芯出し機へ・・・

ここからが悪夢の始まり



全く芯がでねぇ・・・

帰る時間は迫ってくるし、気持ちばかりあせる。





修三の言葉に禿げまされたが無念のタイムアップ。

二週間後に再び新潟の地を踏むことになるのだった。

続く

2017年3月13日月曜日

2017年仕様 MOM加工編


昨年最終戦終わってすぐにエンジン降ろしましたが、このフライホイールの

行先は・・・


この漫才師・・いや、京都のMOMの新居さんの所。

一昨年くらいから「僕の考えでは重量増すとドラッグでは速いはず!」

と熱く語られていたので、僕も試したくなり早速送った次第です。






仕事がたまってるのに間を縫って加工してくれました。

どのくらい増すっていうのは余り考えてなくて適当らしいです。







MOMのエンジンルームは24時間20℃をキープだそうです。




ケースのラッピングは頼んでなかったのですが、やっちゃったらしいです。

まぁ心配だったんでしょうね。


ラッピング、芯出しの精度よりも一番時間、手をかけるのが各部品のバリ取り

だそうです。普通のハーレー屋なら絶対しないような手間をかけてますね。

これが数年後大きな差となって表れるのでしょうね。

ただ時間がかかり過ぎてお客さんからは催促の嵐だとか・・・


いよいよ自分で組み立ての新潟編に続く


2016年12月15日木曜日

NEXT PLAN


来年のレースに向けてエンジン開けます。

え?こんなことばっかやってるって?否定しませんw

自分のバイクはお客様のバイクをやる前の練習だと思ってますんで

躊躇なく開けます。




オイル切って



ピニオンの振れみたり。




こんにちわフライホイール





今回はフライホイールの重量とバランシングでどう変わるかのテストです。

排気量、コンプレッションは変わらないので馬力は変わりません。

フライホイールは秘密の加工をお願いしてあります。
詳しい事はそのうちに。




加工から帰ってきたら新潟のNOSE MACHINEまで行って教えてもらいながら芯出し・バランシング

をします。二伯三日でどれだけ覚えられるかな?

写真は以前の僕のフライホイール。この時はまっつぁんが組んでくれました。




まっつぁんよろしくお願いします!